当たり前のことですが、言葉を話せない動物は、「どこが痛いのか」「いつから体調が悪いのか」「どんな治療を受けたいのか」などを人間のように上手く伝えることができません。
だからといって、その原因を突き止めるために過剰な検査を実施したり、その治療のために負担の大きな処置を繰り返したりすれば、動物たちに過大なストレスを与えることにもなりかねません。
そんなデリケートな動物たちの命を、必要最小限の検査や処置で守るためには、動物の体の状態を見て、触れて、聴いて、とにかく丁寧な診療を行うこと、そして一緒に暮らしている飼い主様のお話に耳を傾けることが大切だと考えています。
食事はいつも何をどれくらい食べているのか、普段どんな表情や行動をするのか、排泄の頻度や状態に気になるところはないかなど、飼い主様が見て気になったことを私たちにたくさんお話しください。どんなに些細なことでも構いません。
私たちは、飼い主様のお話を手がかりに疑われる病気を考え、必要な診療方針を組み立て、提案しています。大切な家族の一員である動物たちが末永く健康でいられるように、適正な金額で最適な診療を行うことを心がけ、愛情を持って動物たちと向き合います。
はじめまして。院⻑の金久保 要と申します。
現在、私たちと共に生活している動物たちは、動物の医療技術や飼育環境の進歩により、昔に比べるとずいぶんと健康で⻑生きできるようになりました。しかしその一方で、動物の高齢化が進み、心臓病や腎臓病、腫瘍といった高齢動物に多くみられる病気は着実に増加する傾向にあります。また、飼い主様 と動物たちとの絆はより一層強くなり、飼い主様の 動物病院への期待はますます高まっていると感じています。
かなくぼ動物病院は、分野の垣根を越えた幅広い診 断・治療を行う総合診療医(かかりつけ医)でありたいという考えのもと、大切な家族の一員である動物たちが末永く健康でいてほしい、動物とご家族の皆様との暮らしが幸福なものであってほしい、そのような思いで日々診療を行っています。
飼い主様にはわかりやすい説明を、動物には優しい診療を行うことはもちろんのこと、進化し続ける動物医療に対応できるよう、学会・研修会などにも積極的に参加し、日々努力を続けてまいります。また、高度医療を必要とする場合には大学病院や専門医といった二次診療施設と密に連携を図り、地域動物医療の向上に貢献したいと思っております。
と、少し堅苦しい挨拶になりましたが、お散歩のついでに立ち寄っていただけるような、アットホームな病院を目指しておりますので、まずはなんでもお気軽にご相談下さい。
はじめまして。副院⻑の金久保由希子と申します。小さな動物たちは室内飼育が容易で、近年飼育される方が増えています。しかし、健康診断やワクチン接種などで日常的に動物病院を訪れる犬・猫とは異なり、動物病院にかかる機会がまだまだ少ないのが現状です。
鳥や小動物は体調の変化がわかりにくく、気づいた時にはかなり病気が進行してしまっていることも少なくありません。進行してしまうと、治療に時間がかかったり、治療自体が困難になることも多いため、病気の早期発見と早期治療がとても大切です。そのため、今は元気で特に気になることがなくても、健康診断の受診をお勧めしています。
病気の治療だけでなく、小さな動物たちの健康を保ち、飼い主様と共に楽しい時間を過ごしていただけるように、飼育のお手伝いをしたいと考えております。気になることがあれば、何でもご相談ください。